ガネーシャを描く


日本画教室での一枚

ここ数年、1月2月は塩崎先生指導による日本画講座を行っています。

私田所も、先生に教わっています。

今回は揉み紙に薄いピンク色を彩色してから墨線で形を描き、その上から淡彩するというテクニックで描いてみました。

元々西洋画出身なので、本来の日本画のように平面的に描けません。

しかしそんなことは気にせず、ガシガシ描いていきました。

モチーフはインドの神様=ガネーシャです。サイズはF4強、くらいです。

絵の具は胡粉、岩絵の具、水干顔料。 でも何故か思ったような白が出なかったので、アクリルガッシュの白を一部使ってしまいました。

金色も、本当は金泥を使うべきところ、日和ってアキーラのゴールド。

クサカベ画材のアキーラは特にこのゴールドが売れ筋商品のようです。

写真だとよく分かりませんが、砂子のように散らした箔は、オレンジ色の色箔。銀箔に色味をつけたものです。

日本画自体、これで二枚目なので、全く要領を得ませんが、一番わからなかったところは、墨線で下書きしてから淡彩風に有彩色をザックリ置くと、その墨の線がボンヤリしてしまうところ。 結局強く復活させたいところはまたクッキリ線を引いていますが、二重線になってしまうので、最初の潔さがどうしても消えてしまいます。その点を今度先生に質問してみたいと思います。

まあ、これはこれで完成としました。

一番の発見は、色箔が揉み紙の凹凸でどこから見てもキラキラしていること。

そこが最も成功した点かと思います。