昨年6月に東京・三田のSALIOTギャラリーにて開催された私=田所の個展以来、会社側(ミネベア・ミツミさん)から良い作家を紹介して下さいとのオファーがありまして、その第一弾として河村正之展を企画しました。
河村先生は、大学の先輩筋に当たる作家さんで、私が学生の頃から憧れの画家さんでした。
在学中は学年もかなり離れていて面識を持たせていただくに至らなかったのですが、ここ5年くらいである事情をもって知己を得ることが出来まして、今回の経緯となりました。
木曜日に飾り付けをお手伝いして、だいたいの概要は把握しました。
300号や200号の大作を中心に、小品に至るまで51点もの大展覧会です。
SALIOT(サリオ)ギャラリーは金色に耀くパーテーションによっていくつかの部屋にゆるく分かれていますが、ほぼ全室を使った展示となっており、非常にユニークな体験が出来るディスプレイとなりました。
作品内容は、大作において、光エネルギーの放散が感じられ、そこに人間の営為が批評的にメッセージされています。
小品においては、先生の世界旅行から取材された博物誌的なバリエーションが展開されています。
会期は二週間。 (5月13日~25日まで 日曜休み)
どうぞご高覧下さいませ。