新型コロナウイルスの関係で、4月2日から開催予定だった当研究所主催の三彩会展を中止させていただくことにしました。
日本は感染拡大防止に向かってかなりの努力をしており、それなりの成果を生んで来たように思います。
少しだけ、世の中が落ち着いたようにも見えます。
実際鎌倉の小町通りを歩くと、普段と全く変わらない賑わいで驚きます。
もちろんマスクしている人が多いですし、中国人観光客がほとんど見当たらないのも事実で、客層に著しい変化は見られます。
我ら横須賀でもエジプト帰りの看護師さんが感染発覚で、お仕事上での二次感染も報告されています。
そもそも美術展は有名展以外そんなに人が密集しませんし、鑑賞する分には無言です。
会話をするにしてもマスク越しに2mくらい離れていれば感染リスクも少ないように思います。
一番のリスクはバスや電車のような気もします。
手すりやつり革ですよね。
全く触らないわけにはいきません。
手洗いやアルコール入りのウエットティッシュをコマメに使えばいい、と思いますが、そのアルコール入りが手に入りません。
私は楽観的人間なのでいつも油断して生きていますが、今回は出品者の方々から「やめた方がいんじゃないか。」、「中止は当然だよね。」と言われまして、個人的には「へっちゃらだい!」と思いつつも、万が一、ということを考えると、全く責任など取れません。
ですから、他の団体さんが4月以降の展覧会を文化会館ですべて開催しようとも、我々三彩会展は中止です。
とても残念です。
出品者の中には、是非ともやって欲しいと思ってらっしゃる方もいました。
本当に申し訳ありません。
案内状をかなり送ってしまっていると思いますが、中止の告知が行き渡らない可能性も高いと思いつつ、あらかじめここで謝罪させて下さい。
関係者の方々、および毎年楽しみでいらして下さる方々、もろもろの方々、今回の措置をどうぞお許し下さい。
延期はどうなの?と聞かれたりしますが、可能性として、規模を縮小しつつ、会場を変えて行う案も考えています。
なぜ規模を縮小するか、と言えば、仮に9月に開催したとして、じゃあ来年また4月にやるんですか?となるとモチベーションが上がらないし、慌ただしいし、新鮮味に欠けてしまうし、といった要因で、延期の意味がそんなに感じられないのです。
でも、延期の場合には、ここにおいていち早く報告させていただきます。
みなさまのご健康を切にお祈り申し上げます。